2013/05/12

信州駆け足旅行(3/3)(三日目 5月5日)

 今日は最終日だが、予定は何も決めていなかった。一応、戸倉上山田温泉の共同の温泉浴場に行こうと思い、あらかじめいくつかの候補は把握しておいたが、いくら温泉に入りたいと思っても、短時間に三つも四つも入ることはできない。いろいろの情報をもとに、選んでおいた候補の中から、「瑞勝の湯」という共同の温泉浴場に行くことに決めた。宿泊していたホテルプラトンから歩いて4分~5分のところである。9時半ごろにホテルプラトンを出て、ぶらぶら歩いているとちょっとした公園がありその片隅に「魚鳥慰霊碑」というのが建っている。ここの戸倉上山田温泉調理師会が建てたもので、ここの温泉旅館で調理された魚や鳥類の霊を慰めるものらしい。牛、豚などの四足のものが含まれていないのは何とも不思議だが、別の慰霊碑があるのかもしれない。このような慰霊碑はあちこちにあるのかも知れないが、ともかく実際に見たのは初めてであり、いたく感じ入った事であった。


そこからすぐのところに目指す「瑞勝の湯」はあった。

 とても立派な日帰り施設で、戸倉上山田温泉の観光協会では「共同浴場」として紹介されており、 内部も広々していて清潔で、お風呂も外観などからも想像出来る通りとても充実している。まず内湯。石を配した趣ある内湯大浴場。源泉からの湯量が豊富で、浴槽のお湯は毎日全湯量を入れ替えているそうで、いつでも清潔で、温泉の薬効も新鮮なお湯が楽しめそうだ

  湯はほんのり白く濁る透明度の高いもので、どうやらちゃんと掛け流されている様子、甘い硫黄臭がほのかに香り、肌触りがツルツルしてなかなか気持ちがいい。 内湯には他にサウナ、寝湯、水風呂などがある。続いて露天。露天には10人程度入れる広めの湯船、壷湯、寝湯、などがある。 湯船は広めでこちらも硫黄臭が香るお湯が掛け流されており、なんと、湯船の前にはテレビがあり、見ながら入る事が出来る造りになっている。
 
瑞勝の湯外観

瑞勝の湯玄関








内湯
内湯のジェットバス




露天風呂
露天風呂のお湯










 650円と少し高いのが残念だが、お湯も悪くなく、施設も広々としておりかつ清潔で全体的にとても快適。施設重視でお湯にも多少期待する人にはお勧めが出来る一湯だと思う。
来て良かったと思いました。
 さて、10時45分ごろに「瑞勝の湯」を後にし、すぐそばを流れている、千曲川を眺めに行った。瑞勝の湯のすぐ近くの橋「万葉橋」と、戸倉駅近くの「大正橋」の上から何枚か写真を撮った。


万葉橋から望む千曲川
大正橋から望む千曲川












歌謡曲「千曲川」の歌碑
温泉の開祖「坂井量之助翁」顕彰碑













 そのあと、どこに行くか迷ったが、姨捨の伝説で有名な「姨捨」に行くことにした。ここは、田毎の月で知られ、千枚田と呼ばれることもあるそうだ。JR姨捨駅まで約5km、タクシーに乗るまでもないし、また天気もすこぶるいいので歩いて行くことにした。聞けば、JR姨捨駅までは乗合バスがあるそうであるが、あいにく日曜日は運行していないということであった。日曜日運休の乗合バスとは一体何者か。道は前半は平たんな道であったが後半は上りの坂道。約1時間かけてJR姨捨駅の手前にある棚田に到着。なるほど、山の斜面に小さいのは畳一畳程のものも含めてたくさんの棚田がひしめいている。一枚一枚数えて999枚まで数えたが、1000枚にはあと一つ足りない。よく見たら自分が立っている足元が1000枚目の棚田だった、という話も残っているそうだ。これ全部に水が張られた時期の月夜に眺めれば、確かに田毎の月が見られるのもうなずける。さぞかし、きれいで幻想的な光景に違いない。私が見たのは、5月5日のうららかな春の真昼時であったが、所々の棚田に水が張られている程度で棚田全部に水が張られることはないのではないだろうか、と思った。ただ、昔の当該農民・百姓は食うや食わずで、田毎の月などとしゃれたことなど言ってはおれなかったに違いない。なにせ、老人は60歳になったら山に捨てるべし、などという伝説が残る土地である。また、私の頭にある棚田は、石垣を組んで棚田を作っているイメージであるが、ここの棚田は石垣は一切使わず、すべて切り立った「土手」であった。棚田をゆっくり見物した後、15分ほど歩いてようやくJR姨捨駅に到着した。

                                                  

おばすて棚田の案内標識
棚田の景観1














棚田の景観2
棚田の景観3












JR姨捨駅
姨捨駅の表示













JR姨捨駅からの景観
JR篠ノ井線の電車(姨捨駅)







 姨捨駅はスイッチバックになっており、姨捨駅に停車する列車はいったん駅に停車したあと、400mほどバックしてからまた本線に入る。特急など姨捨駅に停車しない列車は、姨捨駅の構内には入らない。この姨捨駅は昔蒸気機関車の時代に水の補給のためにわざわざスイッチバックにした駅を作ったそうである。姨捨駅に着いたのが、13時7分ごろで、13時5分発の長野行の電車が発車した直後であった。次は14時8分までない。天気もいいので駅前でもと思ったが、駅前には店も喫茶店も何もない。仕方がないので、構内をぶらぶらしていた。

 14時8分の長野行の電車に乗って長野駅到着は14時50分ごろであった。15時ちょうどの長野駅発 新宿行の高速バスを予約しておいたので、そのバスに何とか滑り込みセーフ。あとは高速バスで新宿到着後、埼京線で浦和の自宅へと帰る手順であるが、バスの新宿到着が予定の18時40分を3時間もオーバーして新宿駅西口のバスターミナルに着いたのは21時40分ごろであった。ゴールデンウイークの最終日の渋滞が一番激しい時間帯とぶつかってしまったので、仕方がない。


以上、信州駆け足旅行記でした。

2013.5.13
   Yukikaze





2013/05/11

信州駆け足旅行(2/3)(二日目 5月4日)

 今日は、かなりの強行軍だ。乗鞍高原から平湯温泉、新穂高ロープウエイ、平湯温泉経由松本まで戻り、しなの鉄道で戸倉上山田温泉まで行く予定である。

 7時に温泉イン36SOを出て、「スキー場前」のバス停から、上高地行のバスに乗って沢渡(さわんど)というバス停まで行く。この沢渡というところは、松本方面から自家用車でやってきて上高地に行く人たちが自家用車を置いてバスに乗り換える拠点になっている。上高地は自家用車の乗り入れが規制されているためである。この沢渡から平湯温泉までタクシーで行く。本当は、松本発高山行きの濃飛バスあるいはアルピコ交通バスで行きたいのだが、いい時間のバスがなく、やむを得ずタクシーにしたが、20分ぐらい乗っただけで5,200円とはいかにも高い気がした。平湯温泉からは、高山からやってきた濃飛バスに乗って、新穂高温泉駅まで行く。ここから、二つのロープウエーを乗り継いで、2,156mの西穂高口まで一気に上る。ここの展望台からの眺めは約300度(?)の視界が開け、絶景である。今回の旅行のハイライトである。


スキー場前バス停付近
スキー場前バス停
 

平湯温泉バスターミナル前広場
平湯温泉バスターミナル

西穂高口展望台からの景観1
第二ロープウエー


西穂高口展望台からの景観2
西穂高口展望台からの景観3
西穂高口展望台からの景観5
西穂高口展望台からの景観4
  






 山頂から新穂高温泉駅に降りてきて、11時55分発の高山行きの濃飛バスでいったん平湯温泉バスターミナルまで戻った。このバスターミナルには、ターミナル機能の他に、レストラン、土産物屋、地元産品即売所、掛け流しの天然温泉施設などを備えた「アルプス街道平湯」という施設がある。
 平湯温泉のバスターミナルで、写真に示す昼食をとって(これで950円は少々高いような気がする)平湯温泉を13時05分発の松本行きのバスに乗るつもりであったが、これでは戸倉温泉に少し早く着きすぎるので、14時45分の次のバスに乗ることにして、その間はこのバスセンターの3階にある温泉に入ることにした。       
 
平湯温泉バスターミナルの山菜御膳
 
平湯温泉 ターミナルの湯 露天風呂
平湯温泉 ターミナルの湯 内湯









ターミナルの湯からの眺め
ターミナルの湯からの眺め(パンフレット)
 











 お湯は炭酸水素塩泉で温度は68.7度と申し分ない。また、内湯も露天風呂も見晴らしが良く、奥飛騨の山々が望遠できて素晴らしい眺めであった。

 温泉の湯船も内湯、露天風呂とも広々としており、湯温も適温ですこぶる快適であった。入浴料は600円と少々お高いが、バスを一つ遅らして入ったかいがあった。
 
 そのあと、14時45分の濃飛バスで松本に向かった。途中バスの窓から水殿(みどの)ダムを眺めることができた。この水殿ダムに設置されている発電用水車は、私の古巣の日立の水力部門が製作納入したものであり何か懐かしい思いで眺めた。
 
 


水殿ダムのダム湖
水殿ダム










 

 松本からJR篠ノ井線で篠ノ井まで行き、そこでしなの鉄道線に乗り換えて、戸倉で下車。戸倉駅に着いたのが、18時ごろであったので、少し迷ったが、歩いて今晩のホテルである「ホテルプラトン」に向かうことにした。地図で見ると約2km少々であるので30分~40分で到着できると考え、実際にホテルプラトンに着いたのは18時40分ごろであった。

 
ホテルプラトン
ホテルプラトンの浴槽
 








  食事は併設の中華レストラン「華林」での中華料理。あくる日の朝食もそうだが、なんとなくやぼったくあまりおいしいとは思わなかった。温泉は、単純硫黄泉(低張性アルカリ性高温泉)で、ほとんど無色透明に近いがほんの少し白濁しかすかに硫黄のにおいがする。硫黄泉ということで期待していたが、期待はずれであった。もう少し、白濁し硫黄のにおいがしているのかと思っていた。残念 シングルの部屋は普通のビジネスホテル並みであり5月2日に泊った松本駅前の「ホテル飯田屋」より少し広い程度、食事も含めてこれで12,700円とは少々高いのではないか。しかし、天下の戸倉・上山田温泉でもあり、観光温泉はこんなものかとも思った。

2013.5.11
   Yukikaze


 

信州駆け足旅行(1/3)(一日目 5月3日)

 5月3日に姪の49日が松本であり、その帰りに 5月3日から5日にかけて 2,3のスポットを駆け足で回ってきた。具体的なルートは、浦和 → 新宿 → 松本(泊) → 乗鞍高原(泊) → 平湯温泉 → 西穂高口 → 平湯温泉 → 松本 → 戸倉上山田温泉(泊) → 千曲川 → 姨捨の棚田 → 長野 → 新宿 → 浦和 であった。

  ゴールデンウイークの最中で、かつ思い立ったのが直前であり、なかなか宿が取れなかったが、何とか5月2日、3日および4日の宿を確保することができた。2日は松本の駅前、3日は乗鞍高原温泉、4日は戸倉上山田温泉である。宿をとるにあたって、こだわったのは、温泉であり、かつ硫黄泉であること、の一点である。 せっかく温泉に来たのはいいが、無色透明の家で入っている風呂と同じようなものでは味気ない、と思ったからである。そういう意味では、長野県は野沢温泉、別所温泉、白骨温泉などの硫黄系温泉も候補の筆頭に挙がったが、なにせGWの直前でもあり、パソコンに一日中かじりついて検索し続けた結果、上記のように乗鞍高原温泉、戸倉・上山田温泉の宿がやっと確保できたという次第である。ほかの温泉宿はいずれも満杯。
  
  

 前日2日の13時30分に浦和を発って、普通電車を4本乗り継いで松本に着いたのが18時50分ごろだった。宿泊は松本駅前の「ホテル飯田屋」というところで、GW中にもかかわらず一泊4,000円という格安であったが、値段の割にはなかなかいいホテルであった。ただし、風呂は温泉ではない。




 49日法要があったのは、松本市郊外の「慶林寺」という浄土宗の寺である。
慶林寺本堂
慶林寺

慶林寺からは冠雪した北アルプスの山々が見える



 
法要後、松本16時46分発の松本電鉄の電車で「新島々」へ向かった。新島々からは17時25分発のアルピコ交通の乗鞍高原行のバスで、「スキー場前」というところまで行った。

新島々バスターミナル


 
松本~新島々の電車

バスからの景色
バスからの景色



宿泊したのは、「温泉イン36SO(山麓荘)」というところで、スキー場前のバス停から歩いて12分~13分の温泉旅館のほとんど一番奥の宿であった。ここに着いたのが、18時30分ごろであった。


温泉イン36SO

 ホームページの写真でみるとそれほどでもないが、実際見てみると予想外に年季の入った宿である宿の看板には「36SO」の上に「山麓荘」と書いてある。食事内容はまあ合格点。温泉の方は素晴らしい泉質。乳白色に濁り硫黄臭をたたえた硫化硫黄温泉でなかなかいいお湯でお湯そのものは合格点だったが、浴室はHPで総ヒノキ作りと紹介してあった割には古くなってヒノキかどうか分からない、湯船そのものが畳一畳分ぐらいしかなく3人以上は同時に入ることは無理。湯温はまあまあだったが、露天風呂はぬるすぎて、とても長くは浸かっておれない。また、カランが一つしかなくこれもNG。


内湯
露天風呂
 予約時に洗面所、トイレは共同だと言われていたので仕方がないが、洗面所にお湯が出ずに、水が冷たすぎるのには困った。部屋は、こんなものかと思ったが、コガネムシかカナブンか分からないが、小さな虫が5~6匹転がっており参った。明朝は、7時24分のバスに乗らなければならないので早々に就寝した。
 
シングルの寝室
 
 
 一万円でこの内容、泉質や食事内容は合格点ですが、部屋や浴室の清潔感をとる人にはNGだと思います。
 
2013.5.11
  Yukikaze
 
 
 

2013/05/01

日々の風景 -短歌教室(添削)(2013.5.1)

    先々週の金曜日、4月19日に浦和ロイヤルパインズホテルB1Fで「よみうりカルチャースクール」の第26回目の短歌教室があった。

(1) 老いし友が「鈴懸の径(すずかけのみち)」をギターにて弾き語りつつ遠い目となる 

 「弾き語る」というのは名詞であり、「弾き語りつつ」という言い方はない。あえて言うなら、「弾き語りしつつ」となる。 また、「鈴懸の径(すずかけのみち)」は誰でもが知っている歌であり、振り仮名は不要。
  
 → → →  「鈴懸の径」をギターで歌いつつわが老いし友遠き目をせり


(2) 「遥(はる)ちゃん」と呼ばれし姉は新一年生、弟を「奏真(そうま)」と呼び捨てにする
  
 誰から 「遥ちゃん」と呼ばれているのか、また、今まで「奏真(そうま)」のことを「そうちゃん」と呼んでいたことが分からない。

→ → → いままでは弟を「そうちゃん」と呼びいしが一年生となりし遥音ちゃんは「奏真(そうま)」とぞ呼ぶ

→ → → 娘の子遥音は一年生となりてより弟の名を呼びつけにする

→ → → わが孫の遥音ちゃんは一年生になりてより弟を呼びつけで呼ぶようになる

→ → → 一年生になりしわが孫の遥音ちゃん弟を呼びつけで呼ぶようになる

→ → → 一年生になりし孫の遥音ちゃん弟に優しきものいいをする


(3) 野に山に桜の花が満つるごとわが歌の調べ豊かなれかし

 「野に山に桜の花が満つる」ことはありえない。

→ → → わが生きの上(へ)に一首でもよし豊かなる調べまとえる短歌詠みたし

→ → → 木に花咲くごとく世に喜びを分かつ歌われにはなしと立ち止まりたり

→ → → 野に山に花咲く春よわが歌の調べ豊かに生まれ出でこよ

明恵上人の歌
  「 あかあかやあかあかあかやあかあかやあかあかかやあかあかや月 」

今回も、かなり自信を持って提出した歌であったが、ずたずたにされてしまった。 なかなか難しいものだ。

Mさんの歌:
「 つかのまに桜は若葉となりゆきて四月の光まぶしく仰ぐ 」

「つかのまに」とは「瞬間に」という意味であり、この場合はふさわしくない。また「光まぶしく仰ぐ」は「まぶしみ仰ぐ」が正しい言い方だ。

→ → → 花のあと芽を吹き初めし公園の桜並木をまぶしみ仰ぐ

→ → → 花のあと芽を吹き初めし街路樹の桜並木をまぶしみ仰ぐ


2013.5.1
  Yukikaze

日々の風景 -短歌教室(提出)(2013.5.1)

4月19日の短歌教室用として下記の3首を提出した。
  今回は、テーマはとくに設けずに最近詠んだ歌を提出。

(1) 老いし友が「鈴懸の径(すずかけのみち)」をギターにて弾き語りつつ遠い目となる
 
  学生の時にこの「鈴懸の径」というギター曲は何人かの友人にさんざん聴かされた。最近は、この曲を生でひき語るのを聴いた事はないが、パソコンで検索するとたくさん出てくる。戦時中の歌だそうだが、そんなことはまったく感じさせないとても懐かしくいい歌だ。












(2) 「遥(はる)ちゃん」と呼ばれし姉は新一年生、弟を「奏真(そうま)」と呼び捨てにする

  最近よく聞いていると、孫の遥音(はるね)(6歳)は弟の奏真(そうま)(4歳)のことを「そうま」と呼び捨てにしている。一寸前までは、「そうちゃん」と呼んでいたはずだ。自分ももうすぐ小学一年生、保育園児の4歳といっしょにされてたまるか、と思ったかどうかはわからないが、少し姉きぶっているのは確かである。


遥音(はるね)(6歳)と弟の奏真(そうま)(4歳)


(3) 野に山に桜の花が満つるごとわが歌の調べ豊かなれかし

  山野に桜の花がが咲き満ちているように、自分もいい調べの歌が読めるようにと詠んでみました。なかなか思うように満足いく歌は詠めないものです。







2013,5.1
   Yukikaze

2013/04/13

日々の風景 -短歌教室(添削)(2013.4.13)

先週の金曜日、4月5日に浦和ロイヤルパインズホテルB1Fで「よみうりカルチャースクール」の第25回目の短歌教室があった。 しかし、私は孫が熱を出したので病院に連れて行ってくれと、娘に頼まれ(娘はフルタイムの契約社員)、休んだからといって給料が減らされるわけでもないので、仕方なく初めて短歌教室を休んだ。 その場合は、先生の添削結果が郵送されてくる。 今回は、先生の生のコメントは聞けなかったが、その郵送されてきた添削結果を掲載します。


(1) 菩提寺の部屋に過去帳繰りており桜の庭のまひる静けし

多分先生は、「この歌の前半と後半とが結びつかない」とか何とか言って、後半部分のみを採用して、添削の歌にしたのではないかと思う。
→ → → 菩提寺の庭の桜は今まさに満開にしてまひる静けし



(2) うらうらに静けき桜の境内に遍路が一人佇みており

先生がどんなコメントをしたのかは分からず、添削結果を拝受するのみである。。

→ → → 境内の満開の桜仰ぎつつ遍路姿の媼佇む



(3) 障子越し春の遍路にもの問わる亡き父に似るその声懐かし

多分先生は、この歌の「障子越し」とか「物と問わる」というところが内容的に分からない、と言ったに違いない。そこでその辺をカットして添削の歌になったのではないか。
→ → → 遍路姿の老人に道を問われしがその声今は亡き父に似ていき



2013.4.13
 Yukikaze

2013/04/03

日々の風景 -短歌教室(提出)(2013.4.3)

4月5日の短歌教室用として下記の3首を提出した。


  今回は、菩提寺の桜をテーマにして詠んでみた。どれも実景ではなく想像上の光景であるが、いかにもありそうな風景である。実家のある阿波の徳島は四国88か所の内、1番札所から23番札所まであるお遍路さんの本場。特に春はお遍路さんが多い季節でもあり下記に詠みこんだような光景も実際にあるのではないだろうか。

(1) 菩提寺の部屋に過去帳繰りており桜の庭のまひる静けし


  





(2) うらうらに静けき桜の境内に遍路が一人佇みており





(3) 障子越し春の遍路にもの問わる亡き父に似るその声懐かし 



2013.4.3
  Yukikaze