2013/04/13

日々の風景 -短歌教室(添削)(2013.4.13)

先週の金曜日、4月5日に浦和ロイヤルパインズホテルB1Fで「よみうりカルチャースクール」の第25回目の短歌教室があった。 しかし、私は孫が熱を出したので病院に連れて行ってくれと、娘に頼まれ(娘はフルタイムの契約社員)、休んだからといって給料が減らされるわけでもないので、仕方なく初めて短歌教室を休んだ。 その場合は、先生の添削結果が郵送されてくる。 今回は、先生の生のコメントは聞けなかったが、その郵送されてきた添削結果を掲載します。


(1) 菩提寺の部屋に過去帳繰りており桜の庭のまひる静けし

多分先生は、「この歌の前半と後半とが結びつかない」とか何とか言って、後半部分のみを採用して、添削の歌にしたのではないかと思う。
→ → → 菩提寺の庭の桜は今まさに満開にしてまひる静けし



(2) うらうらに静けき桜の境内に遍路が一人佇みており

先生がどんなコメントをしたのかは分からず、添削結果を拝受するのみである。。

→ → → 境内の満開の桜仰ぎつつ遍路姿の媼佇む



(3) 障子越し春の遍路にもの問わる亡き父に似るその声懐かし

多分先生は、この歌の「障子越し」とか「物と問わる」というところが内容的に分からない、と言ったに違いない。そこでその辺をカットして添削の歌になったのではないか。
→ → → 遍路姿の老人に道を問われしがその声今は亡き父に似ていき



2013.4.13
 Yukikaze

2013/04/03

日々の風景 -短歌教室(提出)(2013.4.3)

4月5日の短歌教室用として下記の3首を提出した。


  今回は、菩提寺の桜をテーマにして詠んでみた。どれも実景ではなく想像上の光景であるが、いかにもありそうな風景である。実家のある阿波の徳島は四国88か所の内、1番札所から23番札所まであるお遍路さんの本場。特に春はお遍路さんが多い季節でもあり下記に詠みこんだような光景も実際にあるのではないだろうか。

(1) 菩提寺の部屋に過去帳繰りており桜の庭のまひる静けし


  





(2) うらうらに静けき桜の境内に遍路が一人佇みており





(3) 障子越し春の遍路にもの問わる亡き父に似るその声懐かし 



2013.4.3
  Yukikaze