2012/09/12

フェリーによる徳島への帰省('12.9.12)

 四国・徳島には91歳の母がケアハウスで生活をしている。前回、6月の初めに帰ってから3ヶ月がたったので久しぶりに帰省することにした。以前は飛行機で帰っていたが、最近は東京→徳島→北九州を定期運航している「オーシャンフェリー」を利用している。理由は、単純に「安い」から。私は、耳の聞こえが悪いので「身体障害者手帳」を交付されており、これを使うと7150円で徳島まで行ける。飛行機の場合は65歳以上のシルバーパスでも12170円であり、フェリーのほうがかなり安く時間に余裕がある場合は、といっても、一晩寝るのが船の中か、自分のベッドかの違いぐらいであるが、フェリーのほうが断然「お得」である。なお、フェリーの「二等寝台」の場合は二段ベッドではあるが、ちゃんと足腰を伸ばして寝ることが出来る。ただし、私の場合揺れや音はほとんど気にならなかったが、エンジンの微振動が気になって熟睡出来なかった気がする。次回もっフェリーにするかどうかは微妙である。夜行バスでも1万円未満のものがあるが、これはうるさくて熟睡出来ず疲れる。
 東京港フェリーターミナルの桟橋を定刻の夜の7時30分に出港し、徳島の津田港にあくる日の13時20分に到着する。約18時間の船旅である。この会社(オーシャン東九フェリー)は、オーシャン・イースト、ウエスト、サウス、ノースの4隻のフェリーを所有しており、仕様はほぼ同じようである。私が今回乗船したのは、「オーシャンノース」で、総トン数約11000トン、全長156m、幅25m、最大速度21ノット(39km/h)であり、徳島~東京間640Kmを18時間で走るということは、時速36km/hのスピード、すなわち100mを10秒で走るスピードであり、世界最速のボルトが640Kmを全速力で走っている事に相当する。
 紀伊半島先端の潮岬をほぼ定刻の9時20分ごろに通過した。船内には主な通過地点の予定時刻が掲示してあるが、見ているとかなり正確である。船員さんに聞くと今は自動運行装置でよっぽどのことがないかぎりほぼ定刻で運航されているそうである。紀伊半島上空には夏雲とともに秋の雲が浮かんでおり、秋近しを思わせる。徳島港には13時ごろ到着したが、接岸し下船したのは定刻の13時20分であった。徳島の母のところで2泊し帰りは徳島空港からANAで帰ってきた。   
 私の最寄り駅である「武蔵浦和駅」から臨海線直通の埼京線に乗り、約50分で「国際展示場駅」に到着。そこから東京港フェリーターミナルまでは約3Km、送迎バスがあるが、前回からは歩くことにしている。せいぜい40分ぐらいの散歩である。以下、順に写真を添付します。


臨海線「国際展示場駅」
「国際展示場駅」前の癌研病院

ゆきかもめの「国際展示場正門駅」

オーシャンフェリー遠望
道路標識 左折して「フェリーふ頭」のほうに進む

左折してすぐの「有明埠頭橋」

国際展示場遠景

東京港フェリーターミナル

乗船するフェリー「オーシャンノース」後ろ半分

 
乗船するフェリー「オーシャンノース」前半分

フェリー上からの東京の夜景

東京ゲートブリッジ

船内風景その1
船内風景その2
船内風景その3

潮岬灯台

航跡

フェリーの後部甲板で
紀伊水道より望む紀伊半島の山々

紀伊半島上の夏雲と秋の雲



徳島港到着

帰りは徳島空港から

徳島空港の阿波踊の群像









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