2012/12/22

日々の風景 -短歌教室(添削)(2012.12.22)

昨日12月21日(金)、浦和ロイヤルパインズホテルB1Fで「よみうりカルチャースクール」の第18回目の短歌教室があった。


(1) わが庭に猛暑厳冬咲き続くなでしこ愛(め)でて「おしん」をしのぶ

  先生曰く :真夏から真冬まで本当に咲き続けているのか? 
   なでしこはそんな長持ちはしないはずだ
   秋に植えたのではないか
  答えて曰く : 本当に咲いています
   今年の春に植えたのがずっと咲き続けています
   自分でも不思議に思っています

→ → → → 我が庭のなでしこは、おしんしのばせて真夏も真冬も咲き続けいる

→ → → → 我が庭のなでしこは、おしんしのばせて夏も真冬の今も咲き続けいる



(2)蒐集せる満州国の古切手見つつその民の苦難を思う

  今回の3首のうちではこの歌が一番いい  
  「蒐集せる満州国の古切手」とすると、満州の切手のみを収集しているようにも読める。
  この際、「蒐集せる」は取ってしまったほうがよい

→ → → → 満州国の古き切手を眺めつつ当時の民らの苦難を思う



(3) 幸せを運ぶがごとくにこにこ(2525)のナンバー持てる車続けり

  にこにこ(2525)の意味がわからない
  → 2525をにこにこと詠んだものです 
    2525ナンバーの車が2台立て続けに来たので詠んだものです 
  
  それなら、2525としてにこにことふるがなを付けること

→ → → → 幸せを運ぶが如き2525(にこにこ)のナンバーの車二台も続きゆく




そのほか、自分の歌ではないが印象に残ったものを一つ

Mさんの歌
  「 公園にイルミネーションきらめきてLEDの青寒々と見ゆ 」

先生 : このままでは、冬なのかどうかがわからない
  どうせ詠むなら、年末の感じを出したほうがよい
  LEDとか青とか言うのは冬のイルミネーションなら当たり前ではないか

→ → → →  公園にイルミネーションきらめきてなにか気忙(きぜわ)しく年暮近づく



2012.12.22
 Yukikaze



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