先週の金曜日11月16日(金)、浦和ロイヤルパインズホテルB1Fで「よみうりカルチャースクール」の第15回目の短歌教室があった。
今回もいろいろ言われて大幅に修正させられてしまった。
(1) 鎌のごとき月天心にかかりいて烏が鳴かず飛ぶは淋しき
「鎌のごとき」は通俗的。「利鎌(とがま)のほうがよい。」「月天心に・・・」は大げさすぎるし漢詩的な表現であり短歌には向かない。「烏」は「鴉」と書くほうがよい。また、「烏」とあるが本当にカラスだったのか。ちゃんと見たのか。などいろいろ問題がある、と。
→ → → → 利鎌なる月かかりいるさむき夜鴉らしき鳥横ぎり行けり
(2) ひさかたの月の光にわたる雁の数さえ見えて秋深みゆく
中世の歌みたいだ。「雁」は「がん」と詠んだほうがよい
→ → → → 秋の月光る夜空を渡りゆく雁(がん)数羽あり時に鳴きつつ
(3) 秋ふかむ日本(やまと)を出でしサシバらに再び会わむ霞(かすみ)立つころ
霞なんか言う表現は、やはり中世の趣だ。現代短歌として詠むこと。
→ → → → 秋深き筑後の空をサシバらの群れか南を指して飛びゆく
今回は「 うーん 」 という感じ。
2012.11.22
Yukikaze
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