先々週の金曜日10月19日(金)、浦和ロイヤルパインズホテルB1Fで「よみうりカルチャースクール」の第13回目の短歌教室があった。
(1) 古きよき時代のありき「酋長の娘」という歌聞くにつけても
杜澤先生にとっては、このような歌を聞いても「古き良き時代」どは思わない、とのこと。「和田さんはこの歌がはやった時代を知らないから、このような歌を作るのではないか」、「酋長の娘」なんかよりも、「赤とんぼ」にしたほうがいい、と。
→ → → 昭和初期にはやりし「酋長の娘」という唄聞くにつけ昔懐かし
(2)母の手に果てしおみな子の悲しみをわがことのごとかなしみ嘆く
「わがことのごとかなしみ嘆く」というのは、あたり前。もう少しダイレクトに言ったほうがいい。
→ → → 母の手に殺されしおさなきおみな子の悲しみ思う、言わんかたなし
(3)昨夜また逝きし息子が夢に顕つ暗き黄泉路を行きなずむらし
「行きなずむらし」は別の表現にできないか。たとえば、「何か聞きたくなったとか」。
→ → → 逝きし息子が昨夜の夢にまた顕ちぬ暗き黄泉路を行きなずめるか
今回の歌は自信を持って提出したが、先生の感覚には合わない部分が少々あったようだ。
2012.11.4
Yukikaze
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