2012/07/04

短歌・俳句の風景 -その117(2012.7.4)


今回も短歌です

       『 ゆれゆれて蠟涙たるる春燈の
aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaやがて穏しき静寂(しじま)きたりぬ 』

 つくば市のU.K さんの作品です。

揺れるろうそくの炎と蠟涙
 一本のろうそくがともされて消えるまでは、短い時間ではあるがあたかも人生の縮図を見るようでもある。消えるまでには、静かな時もあるし風で炎が揺れに揺れることもある。しかし燃え尽きた後は当然のことながらまた「しじま」の世界に戻っていく。この歌には、その情景が見事に表現されているように思います。

2012.7.4
  Yukikaze

0 件のコメント:

コメントを投稿