今回も、テーマはばらばらになってしまった。
(1) 「去る者は日日に疎し」がまことならばいかばかりかとひび思いいる
この三年間に、父親、次男、妻と三人を見送った。 昔から、「去る者は日日に疎し」と言われているが、私にとっては、この三人が私の脳裏から「疎く」なっていくのは、耐えがたいことだと思う一方、いつまでも亡くなった者にこだわっていることも、また耐えがたいように思え、「疎く」なっていくのが自然なことだとも思える。 要するに、複雑な心境なのです。 その辺を表現してみたのであるが、読む人に伝わるかどうかは?である。
権現堂堤の菜の花と桜 |
秋の田島団地 |
(2) 思惟深めるごとくに指を頬に触れ弥勒菩薩のおもざしやさし
弥勒菩薩は、日本人の心に訴える何かがあって、いろいろな歌が詠まれてきたようであるが、私も挑戦してみた。
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広隆寺の弥勒菩薩 |
(3) アスファルト持ち上げ破る走り根を羨望もありてあかず見ており
散歩の途中で、下記 写真のようにアスファルトを持ち上げたり、突き破っている走り根を見かけた。 なんとなく羨ましくもあり、ながめ続けたものである。
アスファルトを破る走り根(1) |
アスファルトを破る走り根(2) |
走り根 |
アスファルトを持ち上げる走り根 |
Yukikaze
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