2013/03/07

日々の風景 -短歌教室(提出)(2013.3.6)

3月8日の短歌教室用として下記の3首を提出した。

今回は、テーマはばらばらになってしまった。

(1) 遠縁に名を牛馬(うしうま)とう人ありき好々爺なれど往時しのばす

もう40年も前、妹の結婚式が徳島の相手の実家で行われた。牛馬さんはその相手のお爺さんだった。かなりの山の中で、周りは見渡す限りのみかんの段々畑。その牛馬という名前にも驚いたが、「ここから見えるみかん畑は全部うちの畑や」とその牛馬さんが言ったのにもまた驚いた。若い時には文字通り牛馬のごとく働いたのだろうが、私が会った時はもう80過ぎの好々爺であった。

耕す牛

農耕馬











(2)三十年(みとせ)まえ息子と歌いしアニメソング「キャプテンハーロック」持ち歌となる

  もう内容は全く覚えていないが、長男が3~4歳の時にこのアニメが盛んにテレビから流れていた。一緒に見ていたらすっかりその主題歌を覚えてしまい、今でもそらで歌える。 メロディーも歌詞もなかなかいい。 私の感性にぴったりだ。

キャプテンハーロックとメーテルのコラボ
キャプテンハーロック











(3)五月(さつき)晴れにみかんの白き花におい妻ありし日の五月(ごがつ)恋しき

  五月は、一年中で一番好きな月だ。秋もいいけれど、風薫る五月が何と言っても最高だ。 ただ、現役時代は、どういう訳か毎年五月は超多忙で、のんびりと五月の風に吹かれるというのは夢のような希望であった。 退職後は毎日が日曜日なので、心行くまでその初夏の風を楽しめると思った矢先、妻が長期の闘病生活に入ってその世話に明け暮れることになり、五月の風どころではなかった。 その妻も昨年なくなってしまい、これからの五月は一人ということで何となく浮かない気持ちでいるところです。

みかん畑
みかんの花














みかんの咲く丘













 2013.3.7
     Yukikaze

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