つれづれさいたま
埼京線・武蔵浦和駅からの富士山
2012/06/13
短歌・俳句の風景 -その114
今回は俳句です。
『 暗きより来りて暗きへ踊りゆく 』
俳人の、西村和子 さんの作です。
この歌は、盆踊りの老若男女の踊りの輪をある一方向から眺めていたときに詠んだものだろう。
人は暗いところからきて暗い所へ去る。空海の「秘蔵宝鑰(ひぞうほうやく)」 の「生まれ生まれて生の初めに暗く、死に死んで終わりに冥(くら)し」という言葉を思い起こさせる(長谷川櫂)。
盆踊り
まさに人の世の「はなやかさ」と「はかなさ」を見事にとらえた句だと思います。
2012.6.13
Yukikaze
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