つれづれさいたま
埼京線・武蔵浦和駅からの富士山
2012/06/13
短歌・俳句の風景 -その115
今回も俳句です。
みよし市の、F.Sさんの作品です。
『 最晩年ならむ麦の穂ざらつきて 』
何かの折に免れがたく湧き上がってくる晩年意識。それを示唆するのが麦の穂の『ざらつき』である。麦への郷愁やみがたき句だ(宇多喜代子)。
麦の秋(麦秋)
この「麦の穂ざらつきて」という表現は素人には簡単には思いつかないが、何かの拍子にあるいは逆に推敲を重ねた結果、自分の「老い」の感覚と瞬間的に一致したときがあったのだろう。いずれにしても、客観的に見ても素晴らしい句だと思います。
麦の穂
2012.6.13
Yukikaze
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